pico_usagi’s blog

つれづれ鑑賞記を引っ越し作業中です!

#その他舞台、演劇

1991年版『バヤデール』

ビデオで見て以来、長年鑑賞がかなわなかった、1991年上演のマカロワ版『ラ・バヤデール』。中古のDVDが安く手にはいったので、ようやく再見が叶いました。結論から言って、映像記録のあるバヤデールでは名盤。配役は今や再現不可能なゴージャス・メンバー。…

オーレリー・デュポンの『マノン』

100年に一人のダンサーが次々に?引退していく昨今のバレエ界。 昨年はオペラ座のオーレリー・デュポンが引退しました。オペラ座は42歳定年制だものね。 映画『エトワール』のころは、若者臭く斜に構えたコメントをしていたデュポンさまでしたが、あっという…

オールスター・ガラ2016

7月は予定外に奈良に行くなど、意外に動いたので、7月の連休は大人しく過ごすつもりでいましたが…。 世間の連休とずれたお休みですから、大人しくすると充実感がない。 ので、東京行く~?でもイベントないと…と検索したら。 1週間前でしたが、オールスター…

1年後の『ラ・バヤデール』

先日のザハロワに盛り上がったついでに、ブルメイステル版ミラノ・スカラ座『白鳥』を観ようか、と思いましたが、ちょっと『白鳥』を小休止にして、同じボリショイ、グリゴローヴィチ、という路線でザハロワ主演の『ラ・バヤデール』を観ることにしました。 …

ザハロワinグリゴローヴィチ版『白鳥の湖』

さて。 予告通り、グリゴローヴィチ版『白鳥の湖』を購入。観てみました。 結論からいって、名盤です。 そもそも、一昨年末からタガが外れたように白鳥狂い?になりましたが、その原因になったのがグリゴローヴィチ版の白鳥。 旧ソの『白鳥』なんてどうせハ…

ベジャール『第9交響曲』

2001年ころのドキュメンタリー映画『エトワール』で、ベジャールのコメント「それが人生!」みたいなシーンがあり、そのとき彼が取り組んでいたのが「第九」。 ずっとみたいなぁ、と思っていたのに、去年東京で公演があった時はなぜか失念。 うっかり、見逃…

マリインスキー・バレエとロパートキナの『白鳥の湖』

再び、白鳥狩ってます。 2006年収録とそれほど新しくはないですが、マリインスキーのベテランプリマ・ロパートキナの映像ということで、永久保存用?に購入したマリインスキーの『白鳥の湖』。 ロパートキナは私が初めて実見したマリインスキー(当時はキー…

ヌレエフ&フォンテーン『白鳥の湖』

1年も前に白鳥を再考?して、パリ・オペラ座のマルティネズ&ルテステュによるヌレエフ版を観たときのこと。 カール・パケット演じる家庭教師&ロットバルトに魂を抜かれたことはブログにも書きましたが、ヌレエフ版でこんなに家庭教師の存在感があったっけ…

ムハメドフin 『スパルタクス』

さて。 ボリショイの栄光をたどるために、『スパルタクス』ドカ買いしました。 『白鳥』の時とは違って、振付はどれも同じグリゴローヴィッチだし、カンパニーもボリショイばかりですから、ただひたすら、ダンサーと力量とカンパニーの栄枯盛衰をたどるよう…

白鳥みて比べ④

悲劇バージョンの白鳥を見比べるために、ヌレエフ版を鑑賞。 古いけど名作、ヌレエフ自身がマーゴと踊っているのでもよかったけれど、どうせなら新世代を、ということで、2006年のオペラ座BDを買いました´д` ; フランスのバレエ団がわざわざロシア的演目をや…

21世紀、バレエの行方。

ボリショイ観てきました。 うろ覚えですが、最後にボリショイのステージを観たのはもう10年以上前では。 『スパルタクス』以来のような気がします。 今年はザハロワがウリですが、人気モノのチケットはとるのが難しく、地元で我慢の子。 『白鳥』だし、近所…

マッツ・エク『ロミオとジュリエット』

すっかり秋めいて、素敵な日和が続きますが、どうやら寒暖差アレルギー気味。 ほとんど水を飲まないのに、身体の水分のほとんどが鼻水化しそうなので、ハイボールで水分補給(--;)。 それはさておき。 また買ってから捨て置いていたDVDをようやく鑑賞。 リー…

ヤン・リーピン『孔雀』

有名だけど、今まで観たことがなかったヤン・リーピンの舞台を観てきました。 コンテンポラリー、といえばそうなんだけど、西洋のダンス言語とは違い、中国、そして少数民族の伝統、ということで、ちょっと観方に戸惑うこともありましたが…。 途中で、気づき…

ボリショイバレエ『イワン雷帝』

着信音を変えたいな~、と思い、ituneで検索。 ヴォーカルがあると恥ずかしいので、クラシックでみていましたが、これがいい!のは案外少ない。 前はプロコフィエフの「シンデレラ」もあった(12時の音楽が結構アラームっぽい)のに、いまは「ロミ&ジュリ…

『マノン』見て比べ。

消費税UP前の駆け込み消費中。 CDやらDVDやらもあれやこれやと。 そんなわけで、先日のABT『マノン』を検証するために?、本家ロイヤルバレエのDVDを買いました。 タマラ・ロホとカルロス・アコスタの2008年コヴェント・ガーデン版です。 ↑元祖的なアンソニ…

ABT「マノン」

カンパニーとしては今ひとつ好きではないABT。 いかにもアメリカ的個人主義+資本主義的スターかき集めプリンシパルずが、全幕モノを演じるのはどうなんだろう…と思うのですが´д` ; びわ湖なら日帰り圏だし、実見したことのない「マノン」だから、ということ…

ボレロみて比べ。

引き続き、ときどきボレロ体操(^^?)やってます。 ジョルジュ・ドンのメロディは飽きませんナ。 ↑これは20世紀バレエ団版かしら。 ドンの映像は顔のアップが多くて、メイクアップのせいか、エジブトのツタンカーメンとかアヌビス神なんかを思い出してしま…

哀と楽しみのボレロ。

秋の夜長とぽっこりお腹。 ラティーナのように、にわかにローライズ好きになったウサギさん。 軽くヤバイです´д` ;。 バレーダンサーの動きが、普段使わない筋肉を鍛え、無駄のない身体をつくるといったのは吉田都はんだったような。 食べないより鍛えたほう…

コジョカル初見。

昨年以上にバレエ不振な私。 とたいうか、自分の休みとうまく合わない´д` ; そんな訳で、また変なストレスが高まり、ミラノ・スカラ座を衝動買。 最近、スター・ダンサーは東京の平日キャストと私泣かせで困りますが、今回はなぜか奇跡のタイミング。 新世代…

9月のダンス記。

もうじき9月も終わりますが・・・。 今年はますます不況、そして日本敬遠のせいか、あまりめぼしいダンス公演がありません。 出不精もあいまって、このところ地元消化に。 先月末の東京バレエ団のドンキに始まって、月頭のコンドルズ、そして今日は金沢でヤ…

ベジャール「ザ・カブキ」

今日たまたまネット広告でNHKEテレの『バレエの饗宴』のバナーが目について、あわてて観ることに。 日本にいくつかあるバレエ団が、それぞれの十八番?らしい一場を演じるガラ・コンで、新国立バレエの『アラジン』(未見)、ノイズムの『solo for two』(…

『鶴』

テンション下がって、無難な話題から。 冬は雪のため峠越え(越後湯沢あたり)ができず、武蔵の国行きが困難、ダンスはローシーズン。 ほんとうは現代モノが面白そうなハイシーズンなんですが。 雪解けを期して行ったのが、首藤康之主演ウィル・タケット振付…

ステキに『魔笛』。

風邪ひいたがよ(高知弁ふうに)。 最近、冬に風邪をひくことがなく、よしよしと思ったとたん、3月にダウン。 そしていつも、3月は忙しい(TT)。 しかたなく休みの日は引きこもり、ほったらかしDVD鑑賞をすることに。 「のだめ」番外編のオペラ編で、みんなが…

エオンナガタ。

今年はギエム当たり年。 ひきつづき、東京で『エオンナガタ』を観てきました。 何の予備知識もなく行ったところ、開幕直前にツレから三人舞台ということをきく。 振付家のマリファントはともかく、演出家のルパージュはさぞ大変だったろう…。 ぜんぶ、ギエム…

バレエあれこれ。

10月からステージ行脚?再開です。 すっかりさぼっていますが、10月は中村恩恵&首藤康之をみました。 前席過ぎて、床に寝ころんだ日にゃよくみえませんでしたが…、たった二人で一時間強、ノンストップで踊ったからエライ。 東京バレエ団時代はそんなにな~…

カエルの弟子は孵る?

先週(今週?)、ジル・ロマン率いるモーリス・ベジャール・バレエ団の公演へ行ってきました。 今回は「火の鳥」をやるとのことで、東京公演へぜひ行きたく。 いつもながらに、イメージするベジャール芸術よりも実際のベジャール芸術はあっけらかんとしてい…

ヤン・ファーブル『またもけだるい灰色のデルタデー』

本気ステージは来月のベジャール東京公演までないので、なんだか暇なシーズンです。 先週、地元で東京バレエ団のクラシックの公演があったのですが、やる気のなさからチケットが買えず(公演の前日に前売りを買おうとしたら、プレイガイドがお休み)、なんだ…

バレエ『ノートルダム・ドパリ』

やっつけバレエ鑑賞。 なぜこのタイミングで買ってしまったのか、もはや忘れてしまったDVD。 1996年のパリ・オペラ座による公演です。 そして、私の苦手なローラン・プティの作品。 ときどき、「ノートルダム・ド・パリ」と「リゴレット」を混同してしまうの…

ピナ・バウシュ『オルフェウスとエウリディケ』

先日、ロイヤルのバレエをみました。 日程の関係で『ロミ&ジュリ』しか観れなかったので(『マイヤリング』が平日公演なんてひどい…)、地方公演の西宮に。 ダンサーよりも、マクミラン版実見という観点で見、昔みたフェリ&イーリング?のペアよりは毒がない…

『春の祭典』見比べ。

思えば、私がバレエ道(←?)に入ったきっかけは、1998年にいまは無きセゾン美術館で開かれた「ディアギレフとバレエリュス展」でした。 いまでもまあ、バレエといえばまずロシアの作曲家のバレエ音楽を思い浮かべるのもそのせいですかね。 それほどバレエに…