今日たまたまネット広告でNHKＥテレの『バレエの饗宴』のバナーが目について、あわてて観ることに。
日本にいくつかあるバレエ団が、それぞれの十八番？らしい一場を演じるガラ・コンで、新国立バレエの『アラジン』（未見）、ノイズムの『solo for two』（未見）、谷桃子バレエ団の『韃靼人の踊り』、牧阿佐美バレエ団の『ライモンダ』、東京バレエ団の『ザ・カブキ』と続き、トリに吉田都が『真夏の夜の夢』を踊っていました。
モダンとクラシックが入り乱れつつ、それぞれ得意といったらこんな感じなのかな～、と、ある種興味深し。
（ふだん、地方公演をやる東京バレエ団以外はあまりみる機会がない）
ベジャールの『ザ・カブキ』については、NBSのカタログによく出ていて、「ベタだな～~~；」と、これまでは敬遠していた演目。
東京バレエ団も、首藤氏がいなくなった今はだれがスターかわからないな～、と、昨年思ったりしたものですが、今回は結構よかった。
というか、彼らはやはりモダンのほうがおもしろい。
し、ベジャールの振付もさすがに表面的なジャパネスクではなくて、物語バレエとして（2場のみでしたが）よくこなされているな～と。
さすがに東京バレエ団のために振りつけられた演目だけに、ダンサーの動きに無理はなく。
やはりベジャールは群舞がウマいなぁ。
そして東京バレエ団も、国内では珍しく男性ダンサーの群舞が可能な層をもっているし（日本はまだ、「リトル・ダンサー」の世界だろう）。
衣装も舞台美術も、スッキリとしてキレイ。
↑近いところでは東京バレエ団は『ドン・キホーテ』などというクラシックしかやってくれません（しかも、身体の重い高岸氏）が、そのうち全幕で『ザ・カブキ』のほうもやらないかな…。
