pico_usagi’s blog

つれづれ鑑賞記を引っ越し作業中です!

#映画レビュー

『俺たちに明日はない』

なんていうと、切迫感のある西部劇みたいな邦題ですが、原題は『ボニーとクライド』。 1930年代初頭の、大恐慌下のアメリカに実在した、若い強盗カップルの出会いと別れの物語です。 強盗が一種伝説のスターになるのが、アメリカだな~と思います。 現在Gyao…

実見。『ノルウェイの森』

水曜日がお休みにあたり、映画1000円のレディースデーということで、観てきましたよ、『ノルウェイの森』。 大方の予想どおり、突っ込みどころ満載デス。 60年代ファッションに疑問。 時代観の演出がな~。 残念なことに、主役の松山ケンイチと菊池凛子双方…

スローな気分。~『恋人までの距離』

Yahoo!のまわし者ではありませんが(^^;)、Gya0!で上記のフィルムを放映中です。 なかなかいい映画だときいたような気がしましたが、これまで未見。 デビューが早いので、いったいいくつになったかわからないジュリー・デルピー(17歳くらいで『汚れた血』に…

『セントアンナの奇跡』

アメリカ映画のすごいところ、というか層の厚さを感じるのは、「アメリカ批判」をフィルムにできることかしら。 単なる体制批判ではなくて、自己批判精神もちゃんと備わっているところがうらやましいですね。 舞台は1980年代のアメリカから始まりますが、メ…

『第9地区』

今日は映画1000円の日。 ですが、特に観たいものはなし。 Gyao!のページでときどき見かけた『第9地区』、意外と評判がよいのでみたいな~と思っていたところ、ようやく観てみることに(※有料です)。 旧作100円の場合には高いけど、なんだかんだ、店頭に行か…

ハリウッドはお好き?-『その男 ヴァン・ダム』

暑いデス(;~~;)。 お休みだろうが、出かけるのも家にいるのもひと苦労。 Yahoo!のストアで「第9区」がみられるらしく、観ようかな~と思っていたら、無料のほうで『その男 ヴァン・ダム』が放映されていました。 ロード・ショウのシーズンには何回かファッシ…

『若者のすべて』

某フジテレビのドラマではなくて、1960年の伊=仏合作のフィルムです。 原題は『ロッコとその兄弟』といったところで、アラン・ドロン主演の、初期のヴィスコンティ作品。 今年の春に、にわかネオ・レアリズモがマイブームになった折、中古でDVDを買いました…

『インセプション』

夏です。暑いデスね~。 こんな日の休みは自宅にいるよりは出かけたいもの。 夏休みのいなかの映画館にしてはめずらしく、大人の映画(アニメでないという意味で)をやっているようだったので、『インセプション』をみることに。 レオ様が太りだした90年代後…

ロッセリーニ『無防備都市』

1945年製作の、イタリア・ネオレアリズモ映画のもっとも有名なフィルム。 ゴシップ的には、これをみたイングリット・バーグマンがロッセリーニに手紙を出してイタリアに赴き、不倫騒動となってハリウッドから追放されたエピソードも有名ですが(^^;)。 ちなみ…

ヴィスコンティ『揺れる大地』

わけあって、イタリアのネオリアリズモを体感するため?、手っ取り早くフィルムでみることにしました。 何といってもロッセリーニの『無防備都市』が有名ですが、ロッセリーニは怖いという偏見もあって(実際にはみたことがない)、インターネットのレビュー…

『Dr.パルナサスの鏡』

休日と映画1000円の日が重なり、かなり頑張って(映画館に行くのがしんどい)『Dr.~』を観に行ってきました。 撮影途中でヒース・レジャーが亡くなり、それを有志3人のボランティアで何とか完成にこぎつけた、ということで、どういうふうに仕上がってるの~…

『キャラメル』

最近、オンナムービーばかりみてますが…。 珍しい、レバノンの映画です。 美容院で働く3人の女性と常連の年増の元女優、近所の仕立て屋を営む老姉妹の、それぞれの恋愛事情を描く、ただそれだけのフィルム。 中東のレバノンはイスラム教徒だと思っていました…

映画をふたつ。

今日は映画を2本みました。 「GyaO!」で無料画像が見れるのは大変便利。 ただし、あまり深くわかっていません(^^;)。説明を読み飛ばす私。 ここで「SATC」を楽しんでいましたが、シーズン3以降の公開予定が特にUPされておらず、今週末はゆっくり過ごせそ…

『愛を読むひと』

今日ようやくのお休み。 遠出しようと思ったり、でもぐずぐずしてしまい、近場で映画を観にいくことに。 タイトルがヤな感じ(↑安い昼メロみたい)だし、あまりにもいろんな雑誌で取り上げられているせいで話の展開が読めるので、これもまたいざみるとなると…

『スラムドッグ$ミリオネア』

評判のアカデミー賞受賞映画。 なのに、近所の映画館では上映予定がなく、なんで~?という感じでしたが、ようやく期間限定で上映。 ので、行ってきました。 ダニー・ボイルの映画は実は『トレインスポッティング』しかみたことがない。 『トレ・スポ』もい…

いまさら『バベル』

今更ながら、『バベル』みました。 豪華キャストと日本人女優の出演(出世作)で話題になった反面、みるには気の重くなるアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥの監督作。 この監督の作品は、『21グラム』『アモーレス・ペロス』に引き続き、複数の人間の…

人を喰う?『バーン・アフター・リーディング』

冬にゲバラの映画をやっていたころに映画館で予告をみた『バーン・アフター・リーディング』。 ちょうど同じ映画館で、『ベンジャミン・バトン』をやっていたころで、ブラピファンではない私には「久しぶりに美しいブラピ」とかいうコメントがつけられている…

冷戦の終わりとエンターテイメント-「カジノロワイヤル」

有名なシリーズですが、最近まで007シリーズはちゃんとみたことがありませんでした。 たぶん、自分と同世代ではないからでしょうね。 このシリーズもしばらく低迷期にさしかかり、しかし昨年の今頃か、6代目ボンドのダニエル・クレイグが金髪碧眼であること…

「チェ 39歳別れの手紙」

ソダーバーグ監督の映画の試写会は休憩をはさんで2本続けて上映されたそうですが、私的には一般上映もそうしてほしかったな…。ぶつぶつ。 「29歳」とは違って、視聴者は成功しない革命の進行をみることになるわけで、結構戸惑いがありました。でも相変わらず…

キューバつながり?-『スカーフェイス』

1983年のデ・パルマ監督のフィルム。アル・パチーノが主役です。 きっかけはすでに忘れてしまったのだけど、なぜかWikiに行き当たり、「カルト的人気」を誇る映画という評に、面白いのかな~と。 ビデオ屋でほんとは借りたかった「007」の在庫がなかった代わ…

自分が登場するフィルム2つ―『アダプテーション』と『ニュー・シネマ・パラダイス』

どちらも以前に一度観たフィルムです。ケーブルTVでやっていたのでみました。 今日は雪だし。 ふたつとも偶然?「自分を題材」というつながりに。 自分を描く作品は、映画にかかわらず、結構みていてしんどいんですが…。皆さんはどうでしょう? 『アダプテー…

「チェ 28歳の革命」

休みなので、たまにも映画いいのやってないかね?と思って映画欄をみたところ、「チェ~」が載っていました。最近映画ニュースをあまりチェックしていなかったのでどんなフィルムなのかイメージがわきませんでしたが、個人的に好きなベニシオ・デル・トロが…

ブレードランナー その2

まだDVDを返していないので、インターナショナル版もみてみました。普段は同じフィルムを何度もみないけど…。 インターナショナル版は主人公のナレーションがあります。これはディレクターズカットではカット。 個人的にはないほうがいいと思います。 すごく…

ブレードランナー

ときどきみたくなる映画はいつも旬が外れているので、イナカのレンタルビデオ屋ではなかなか探すのも困難。 ひかりのオンラインシアターに入れば楽かしら?と思うけど、まずはテレビを買わなくては…。 ときどき忘れるので、みたいフィルムを書いてみます。 …

イースタン・プロミス

最近、男くさい?映画をみることが続いていましたが…。 「ノーカントリー」に次いでずっとみたかった「イースタン・プロミス」。ロシア好きか? ようやく金沢でみました。 「ロード・オブ・リング」は映画より小説を先に読んでいたので、最初、よく知らない…

ラストエンペラー

今更ながらですが、はじめてみました。 その理由は \仰の皇帝にまつわるものをビジュアルでみてみたかった ▲献腑鵝Ε蹇璽鵑痢屮┘ゾチックな顔立ち」(from Wiki)を確認するため で、北京オリンピックはあんまり関係ありません(^.^) でも思っているより宮廷の…

『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』

私が住んでいる町は昔から町の規模の割には映画館が多かったのですが、1990年頃には町中から映画館が消え、入れ替わりに郊外型シネコンができ、最近では競争激化でシネコンも淘汰され、ついにまた1か所位になりそうな感じです。車で30分ほど走れば別のシネコ…

映画の原作とフィルム

その昔は「映画は原作の小説の深さには及ばない」と言い切っていたような気がしますが…、最近考えを改めました。雑感は下記のとおり。 「ノーカントリー」⇔「血と暴力の国」 アカデミー賞をとったコーエン兄弟のフィルムの方が面白い。映画をみた後、いろん…