pico_usagi’s blog

つれづれ鑑賞記を引っ越し作業中です!

ラストエンペラー

今更ながらですが、はじめてみました。
その理由は

\仰の皇帝にまつわるものをビジュアルでみてみたかった
▲献腑鵝Ε蹇璽鵑痢屮┘ゾチックな顔立ち」(from Wiki)を確認するため

で、北京オリンピックはあんまり関係ありません(^.^)

でも思っているより宮廷の場面が少なくて…。
大きくなっても「外に出たいのに自力では何にもできない」坊ちゃんの物語みたいで、皇帝の権力に対する執着とか、動乱の時代の中国とか、戦局の緊迫とかなくて…、あまり面白い映画じゃなかったデス。
ジョン・ローンがあっさりしすぎで、何考えているのかわからないのよ。

過去の征服王朝(清は満州族で、伝統的な?中華=漢民族ではない)を、現代の他民族(イタリア人?アメリカ人?)が描く映画だから、「誰のものでもない」感じがするんですよね~。
同じ皇帝ものでも(フィクション満載だが)「HERO」の方が面白い。
でも、私からみると、清を最初に侵略してきた西洋人が当時のことを描写すると、なんだか白々しく感じるんだけどね…。
(侵略してきたからこそ、イギリス人が元皇帝の家庭教師になる地盤が生まれたんじゃない?)

ジョン・ローンは不思議な顔。
うちのおじさんにもエキゾチック?な顔立ちのフィリピン人がいるのだが、似ている。(よく知らないけど、おじさんも南方系のいろいろな混血なのかな)
漢族ぽくも、北方人らしくもないよね。榎本何とかという俳優にも似ている…。

収穫としては、清朝の衣装がやっぱり騎馬民族らしいなということが実感できたこと。
世界的なものなのか、この時代は(映画の時代考証を信頼するとして)やはり世紀末的。宮廷の風俗が奇態にみえる(袖が長いのでプロポーションがひょろっとしてみえる)。キョンシーみたい。

伝統的な中国の上層階級のインテリア・風俗を知りたかったのだが…。この映画では無理でした。