pico_usagi’s blog

つれづれ鑑賞記を引っ越し作業中です!

ハリウッドはお好き?-『その男 ヴァン・ダム』

暑いデス(;~~;)。
お休みだろうが、出かけるのも家にいるのもひと苦労。

Yahoo!のストアで「第9区」がみられるらしく、観ようかな~と思っていたら、無料のほうで『その男 ヴァン・ダム』が放映されていました。
ロード・ショウのシーズンには何回かファッション雑誌に紹介されており、そのときも、「ジャン=クロード・ヴァン・ダムって誰だっけ?」と思ったにもかかわらず、なんとなく惹かれ、こちらをみることに。

↑こんな感じなので、最初話の流れをつかむのが大変。
アクションスターって、シュワルツネガー(※姉が好き)とか、ジャッキー・チェンくらいしか観たことなくて…。
たしかに、「ストリート・ファイター」はTVで観たのだけれど、これはどちらかというと日本びいき的にみた記憶しかなくて、顔が思い出せない…(し、ゲームと違って、アメリカ中心的すぎることに怒っていた記憶が)。
なので、この映画での「自虐ぶり」がいまひとつピンとこなかった序盤、かなりしんどい。
し、映画のつくりが最初意味がわかりにくくて(「落ち目ハリウッドスター」ヴァン・ダム演じるヴァン・ダムが帰郷したベルギーで強盗事件に巻き込まれるのですが)。

でもだんだん、中心にヴァン・ダムがいることがわかってくると、トホホ加減にみょうに納得、スローペースになかなか楽しめました。
スタローンやミッキー・ロークなど、「落ち目ハリウッドスター」の再起映画が最近団塊世代に人気、とききますが、自分的にはこちらのほうが人間味が残ってて、面白いと思います。

それにしても、ヴァン・ダムはベルギー人だということを今回初めて知りました(そもそも、あまり知らなかったのですが…↑)。
だから、シーンがLAから急にブリュッセルに飛んだときにはそれがどこかなかなかわかりません。
出てくる人がみな、「この町から出てスターになったんだ」と誇らしげにいうのが、最初よくわからなくてしんどかったのですが、後から思いだすとこのあたり、ヨーロッパらしい素朴と、ヨーロッパフィルムらしい皮肉な感じが絶妙。
(話は脇にそれますが、キレやすい強盗のキャラクターは私的に「いかにもベルギー的」。)

さて、中盤、ヴァン・ダムの現実と回想と妄想が入り交ざり、一人語りで空手を語るシーンがあります。
どうでもいいことですが、「オッスの精神」(?)を語るところが妙に気にいってしまいました(^^)。