連休です。
今回のウサギはまあまあ連休。
でも、大きな旅行は仕込んでないので、近場で何とか過ごしています。
さて。
7月に入り、なんだかチケット先物買い?貧乏に。
公演は11月とか12月なのに、前売りで大変なことになっています。
なので、久しぶりに金沢でなんかやってないかに、と思って見つけたNoismをみるか最後まで迷っていましたが、当日券狙いで行ってきました。
しかし、新幹線ラッシュで二の足ふみふみしていた金沢行ですが、それよりも、峠のふもとにアウトレットがオープンして、難儀なことに。
迷っていたわりには、題目自体をあまり深く検討していなかったことが発覚。
『箱入り娘』って何だろう、と思っていたら、バルトークのバレエ『かかし王子』の翻案だったらしいのですが、全然チェックしてませんでした。
が、冒頭が突然説明調だったので、物語なんだなぁ、ということがまずわかる。
Noismは3回目くらいだけど、今回は際立って戯画的でした。
前回は新潟の水と大地の芸術祭に合わせたような感じで、環境汚染と黙示録的な描写がなんだかなぁ、と思ったのですが、今回はくどすぎて、かえって分かりやすさが好印象。
今まで観た中で一番、ダンサーたちにも演技力が要求されたんじゃないかなぁ、と思いました。
登場人物の「誰よ、これ!」みたいに紹介されたTシャツ×ジーンズの男(オタクだったのね…)が王子=準主役とはかなり気づきませんでしたが…。
戯画と童話と現代の病根がほどよく、わかりやすいアレンジになっていました。
そしてステージが狭いせいか、もっとも構成力(ダンサーの配置やステップのわり)がいる演出だなぁ、と。
今まであまりNoismのダンサーたちの踊りはうまいと思ったことがなかったのですが、とにかく細かく振付を割り当てられていたので、今回はすごいなぁ、と思う。
おまけに映像もこの狭い空間にきびきび入ってくるので、何か3次元どころでなくて、5次元くらいありそうな立体構成になっていました。
個人的には養父母のキャラがどっちも好き(そして、家族内のいざこざも黙してやり過ごそうとする感じが、いかにも「男ってそうだよね~」という感じ)。
特に、養母(ダンサーは男性)が好きだなぁ。少し虚無的(割と、無表情をわりあてられた役が多いけれど)な顔をした人で、でも「男の人が演じる女性」という感じがすごくよかった。
ちなみに、ついでにさっと見た企画展はひどかった。
唯一観れると思ったのは泉太郎だけ。