pico_usagi’s blog

つれづれ鑑賞記を引っ越し作業中です!

白鳥みて比べ②

政治家のように、前言撤回´д` ;。

ブルメイステル版のザハロワ&ボッレはすばらしいかった´д` ;、
ペアのポージングが完全無欠。
欲を言えば、前評判どおりザハロワよオディールはちょっと物足りない感じでしたが。
ちなみに、ファイト&愛は勝つバージョンでした。

ついでに、Amazonで調べたら、白鳥のDVDも未見のものが増えていた´д` ;。
年末にむけ、がんばりませう。

さて。
今回は実見の自分史。
プログラムを整理してみました。

知ってる筋のプログラムを買わなくなったせいもあるのかもしれませんが、どうも近年低調ですな。
昔はオペラ座も近所にきてくれたのに。
ベジャールやピナもなくなったしなぁ…

ここから、ようやく本題。

1.キエフ・バレエ 2000年
私的初見のステージ。
当時キエフは旧ソ3大バレエ団と謳われていたけれど、ほんまかいな。
エレーナ・フィリポワというプリンシパルが注目アーティストとされていた一人でしたが、当然地方公演には出ず´д` ;。
びっくりするほどおばさんにみえるオディットと、まだ青くさいジークフリートの組み合わせにビックリした記憶があります。
ウクライナはロシアではないけれど、旧ソ体制の崩壊の影響かなぁ、と思うくらい新しさのない舞台でしたが、とにかく初めての白鳥体験。白鳥が本当に白鳥にみえました。
ちなみに、ラストはファイト&ハッピーバージョン。
ロットバルトのおじさんがうまかった。

2.松山バレエ団 新『白鳥の湖』 2002年
最初で最後の森下洋子氏の舞台。
当時50代半ばだったと思いますが、腕の動きが素晴らしく、女性ダンサーの表現に年齢は関係ないと思った記憶があります。
一方、パートナーの清水哲太郎氏はジャンプが重たく、男性の場合は脚力が表現にものをいい、同年代でも厳しいなぁ、と思った記憶が。
「新」とわざわざうたっているのは、ドイツの設定を歴史的に現実的に読み直し、ジークフリート神聖ローマ帝国の嗣子にしている脚本のためだったはず。19世紀ロシア的なエキゾチシズム臭が一掃されています。
また、舞台の割り方が上手く、周囲の演者との一体感がなかなかよくて、日本の劇団のクラシックも悪くないなぁ、と思った記憶があります。
プログラムが無く、ラストは覚えておりませぬが´д` ;

3.レニングラード・バレエ団 ?年
最近はあまりみかけませんが、一時期どさ回り著しかったバレエ団。地元でも小さな劇場によくきていました。
いまはどうしたのかな…?
おおむね1.に近く、同じくらいもっさりしてた気が。
(ロットバルトがロシア的赤タイツを着ていたような…)
全然資料がありません´д` ;

4.アナニアシヴィリの白鳥ハイライト 2004年
ボリショイのスター、ニーナ・アナニアシヴィリは全幕ものと2回観ていますが、あまり記憶がない…。
上手いんだけど、上手すぎるのか?
一度みたいなぁ、と思っていた同じボリショイのプリンシパルアンドレイ・ウヴァーロフとのペアでしたが、演出が変だったという記憶しかない。

5.オーストラリア・バレエ 2007年
東京に中期滞在中、連休があったので、考えなしにチケットを買ったら…、とんでもないバージョンだった´д` ;。
グレアム・マーフィーという人の振付で、どう考えてもダイアナ&チャールズ皇太子の関係をモデルにしており、オーストラリアもイギリス連邦だっけ、と思い出した記憶が´д` ;
なかなか感情移入の出来ないステージでしたが、他になく大人っぽい(不倫のせいか)白鳥だったような気がします。
どちらかというとオディットが主役という、変わったヴァージョン。
(新演出はジークフリートの内面を掘り下げるケースが多い)
↑思うに、近年は悲劇タイプが多いですよね。

6.マリインスキー・バレエ 2007/2009年
配役表すらなくて難ですが、2007はヴィシニョーワをみた模様。基本的に、白鳥は地元でしかみないのですが、わざわざ東京チケットを買ったのも、この稀代のプリマのため。
なのに、サイボーグ・オディットだったという記憶しかない´д` ;。
ヴィシニョーワは他は映像でしかみたことのないダンサーですが、個人的には好みでない模様。
2009年のはこのブログに記録がありました。もはや記憶にありませんが、かなり酷かったようですな´д` ;。
先日のボリショイのプログラムの最後に来年のマリインスキー来日のお知らせがあって、ちょっと楽しみにしていたのですが、どうも近年の凋落ぶりは半端ないらしい´д` ;

他に、マシュー・ボーンは首藤氏とロイヤルの何某さんで2回みた記憶があるこですが、記録がありませんでした。これは主役で随分印象が変わる。
こうなると、ブログに書いておくことも大切ですねぇ。
 
いろいろ駄文を重ねてすみません。
『白鳥』はどんなであれ、とにかく音楽だけでも生オケで聴きたくなるから、ねぇ。