pico_usagi’s blog

つれづれ鑑賞記を引っ越し作業中です!

古都りっぷ

イメージ 1



今年は暑いですね。

忙しい日々が春と初夏を奪って、夏休みもままならないまま、代休ライフ(´-`).。oO

土日はあまり休めないのと、暑くて都会にも行けない壁にぶつかりちう。

とはいえ、家の中も暑いので、迷った挙句?、ようやく35度を切る奈良へ行くことにしました。

7月に仕事で行ったときは39.8度だったから、まだ涼しくなった方でしょう(笑)。

8月中に展覧会が終わってしまう奈良国立博物館以外、とくに観たいものがなかったので、ここ2年ほど通った奈良でも最近は素通りしていた観光に励むことに。

とおるは奈良町、目指すは新薬師寺。新薬師寺は意外と行ったことがない。

猿沢池より南へ行くのも久しぶりですが、季節柄、また朝に家を出ると程よい頃合いだったので、そうだ~、奈良といえばかき氷!ということで、『ほうせきばこ』を目指すも…、見落とした模様。

暑い最中いちいち地図をみるのも面倒なので、次に目星をつけていた「佐久良」を目指すことに。

とくに葛餅が好きなわけではありませんが、夏になるとモーレツ探してしまう葛とわらび餅(*´-`)。

佐久良は葛餅専門店…という触れ込みですが、行ってみると、びっくりするほど狭かった。
し、お店には乾き物しかないような…。

お店はすいていましたが、ご高齢夫婦だけで切り盛りされているのか、通されるまでしばし待つ(*´-`)。

おしゃれな、というよりは、親戚のじーさんのお家に行ったような感じの座敷でメニューをみ、慌ただしくかき氷を注文。

後から思えば、炊きたてで作ってくれるという葛餅か、冷やぜんざいにすればよかった…と後悔しつつ、しばし待つ。

でも、出てきた白雪黒蜜ミルクは、美味しかった(*´-`)。

地方暮らしでは、ふわふわかき氷の名店はなく、止むを得ずファミレスで食すも、ふわふわならなんでも美味しいわけではないんだ…、と実感する昨今、かき氷専門店ではありませんが、さすが奈良。
氷は繊細だし、蜜は美味しいし、餡子が美味しい。
葛餅も入ってるけど、以外に二色の白玉と2粒しかない黒豆も、全てちょうどいい感じ。

さて。

次に目指すは、人気店らしいカフェですが、12時前には入りたいところ。
でも帰りは新薬師寺で博物館へ向かって折り返すため、この辺りは戻ってこないので、最低限の寄り道を決め、これも有名電車らしい和菓子のお店『樫舎』へ少し戻る。

正しい正面から来ず、ショウウィンドーをみず来たせいか…、入った瞬間、「お持ち帰りですか?」ときかれ、案内されたのが、どうみても少数の乾き物の前。

これが一見さんというやつでしょうか…。
餡子が欲しかったのに、「生菓子は?」という言葉が出なくて、どうみてもみたままにしかみえない干菓子を凝視。

けして見えないものを勧めることはない接客態度のお姉さん(若い)の意図は不明のまま、とりあえずの流れで予定外の干菓子と煎餅を買いました。

お会計をしていると、見目美しいかき氷が運ばれて行く…、佐久良の渋いかき氷もよかったけど、こちらはキラキラが段違い。
ここは現地で食べる和菓子屋だったのか…、とがっかりして帰ると、ショウウィンドウに生菓子がみえました。゚(゚´Д`゚)゚。

システムをさきに教えてよ。

でもなんだかかんだあって、帰りに久しぶりに家で抹茶飲むことを思い出したので、結果、このお煎餅がとても美味しいことがわかりました。
この日は久しぶりにすずしかったので、ビバ(*´-`)

とはいえ、最中はちょっぴり気分を落として東進。
有名店というカナカナへ12時前到着。
どうも大団体が入っていたらしく、しばし待つ。
雰囲気も良かったですが….、私にとっては奈良あるある、少し味付けの濃いご飯で、評判ほどは満足ならず。

奈良漬しかり、奈良の料理は意外とフレが大きいですな。

昼下がり、さすがに暑くなってきましたが、ひたすら新薬師寺を目指す。
観光客どころか人影はほとんどない高畑町界隈ですが、立派なお家が多いので、勝手にお宅拝見(外観に限る)をしながら目的地へ。

ふと、山が近くにみえてびっくり。
地図を確認すると、緩やかに上ってきたため気づかなかったのですが、かなり春日山付近らしい。

薬師寺もほとんど人がいなくて、奈良らしいな~、としみじみ参拝。
昨年までの御礼参りを締めました。

ここからグーグルマップで約20分の奈良博へ、志賀直哉亭近くを通ってひたすら歩きました。

博物館で涼んで、帰りはうんざりするほどよく通った奈良公園の表通りから近鉄の駅へ。

楽しかったけれど、ちょっと燻ったので、帰りは京都駅でリベンジを企てる(⁎⁍̴̆Ɛ⁍̴̆⁎)。

たまたま、伊勢丹で「梅園」の新しいお店の方のイベント出店をやっていたので、すぐに心を決め。
ふだん紫野は絶対行かないスポットなので、これはもう出会い。

生菓子は日持ちがしないので、悩んだ末、フランボワーズとお豆を買いました。
フランボワーズは電車に揺られて飾りが崩壊していたので、お豆で撮る。

先に、若女将の新開発で話題になっていた亀屋良永でがっかりさせらせていたので、ちと疑心暗鬼気味でしたが…、梅園はいいですね(*´-`)。
素材と若い感性がマッチしてる感じ。
足し算引き算ができる京都、というところ(*´-`)。
暑い季節はさっぱりしたお菓子のほうがいい。

というわけで、9時前には家に帰れそうだったので、そうだ、家でお茶立てよ~、と帰りは持ち直しました。

この後、通しで営業しているのでとくに夜は便利な「はしたて」で、早い時間の晩御飯を決めると、鱧素麺があったので、夏らしさ全開(*´-`)。

ここはいつ来ても、季節ごとにメニューが変わるので、季節の味を手軽に楽しめるところが好きですな。


…というわけで。
最後は京都に癒されてかえりました。