pico_usagi’s blog

つれづれ鑑賞記を引っ越し作業中です!

『ボルベール』

 久しぶりにお休み。
 疲れているので、映画を観ることにしました。
 
 一時、アルモドバルの新作は全部観てやる!という勢いがあったのですが、『バッド・エデュケーション』と『ボルベール』は抜けました。
 理由はよくわかんないけど。
 しかしただいま、Gyao!で後者が無料公開中。なので視聴しました。
 
 最近作の『私が、生きる肌』とは違う、というかどちらかというとアルモドバルにしか描けない「女の物語」。
 いや~、スペイン女って、ライヴ・フレッシュ(※同名の映画もあります)。
 主人公(ペネロペ・クルス)も、その姉も、その子も、郷里の隣人女性も、伯母も、母も、マドリッドの隣人たちも、みんな、いい女。
(※かなり訳ありの人々ですが)
 
 迷信と現代、都会(マドリッド)と土っぽい時の止まった大地(ラ・マンチャ)が同時に存在するスペインて、やっぱりすごい。
 途中で大体のオチがわかり、また殺された旦那衆や娘のトラウマはどうなんだ!という細かいツッコミどころはありますが。
 それでも何となく、生きていくということに力強さとホンワカ感が感じられます。
 ちょっと、『オール・アバウト・マイマザー』に近い。
 
 ペネロペはいい、スペイン女だな~。
 ソフィア・ローレン並に、土地と存在感とライヴ感がいい女、