寒の入りとなりましたが、今年（度）はやはり例年より暖かいような気が。
とはいえ、地形のせいで、日本海側はじめじめくもくも。湿った寒さが続きます。
前にも書きましたが、昔の少年隊主演の映画で、核の冬後の未来から現在の日本にきたヒガシたちが太陽を浴びることを喜んでいたシーンがありましたが…、まったく、そんな心境。
↑年末はいろいろあったし、根がカビそうにもなり(==)、太陽を浴びて乾燥した空気にあたりに（言訳）、京都へ行ってきました。
というか、今年（度）何回行ってるんだ…？
お昼前に京都駅に着き、まずは西本願寺へ。
今日から飛雲閣が特別公開されるとかで、秋からタイミングを外していたので、これが今回は本命。
でかい寺院ながら、西も東もいままでスルー。
とくに、堀川通りのほうにある西は、ますます遠い存在（物理的に）。初めて行きました。
基本的に、法要に合わせた公開なので仕方がないのかもしれませんが、行ってみると、確かに建物は公開されているのだが…、敷地の隅っこに立っているからぐるりと全方向を見渡せるわけでもないし、内部もとが閉まったまんまだから…、なんだか、ねェ。
内を見ずに「飛雲閣をみた」といえるのか…？
ちなみに、法要後は「劇的効果」で有名な書院も1時間ほど公開されるのでみようと思っていたのですが、飛雲閣の様子でなんだか急にだるくなり、中止。
↑電車に乗るまでは大阪に寄ろうかと迷っていたので、いまの時期の京都のみどころについてそれ以外見当をつけておらず、駅の観光案内所に初めて入りました。
ぱっとみて、細見美術館と象彦がおもしろそうだったので、このあと堀川通をてくてく。
とにかく、日々歩かないので、ここぞとばかり徒歩旅行を満喫（そしていつも、疲れる）。
あまりこの界隈を歩いたことがなかったので、烏丸五条の地下鉄の駅まで門前町を通りながら歩こうとしていると…、烏丸通のあたりで「市比賣神社→」の看板が。
前々からなぜか、その「姫だるま神籤」に惹かれ、いってみたいな～、と思っていたところ（そしてなぜか、いつもたどりつけない。場所うろ覚え）。
なんだか最近ついてないし、なんとなく縁を感じて、せっかくみつけた地下鉄駅から遠ざかってさらにてくてく。
↑予想外に、近代的な建物（アパート？）の間の小さい隙間にみちみちと建っていました。
これはみつかりにくいわけね…。
本殿（拝殿）がギュウギュウにせまくって、あまり厳かな気持ちにならず（＾＾;）とりあえずお参り。
同様にみちみちとした売店で、みつけました、姫だるま。
…というか、意外にでかい。あんたはほんとに姫なのか。
そして高い。
そして、巫女さんが素人。霊験あらたかになるよう、もっと修行してよ（おばさんの小言）。
おみくじの内容はヒミツですが、「探し物 女が知っている」というところに爆笑。
女人厄除けで有名なだけに…。どういうことよ↑
↑市比賣神社のところまで来るともう河原町通だったので、バス停を探しつつ、結局川端通の京阪までてくてく。
三条から地下鉄に乗り換えるのも面倒なので、細身美術館を目指して京阪の駅からまたてくてく。
というか、細見美術館の場所もややうろ覚え。
神宮道までいったら行き過ぎだわ…、と思いながら東大路から北へ向かうと、やたら新成人に会う。
そうだ、今日は成人の日だったのですねぇ。
それにしても、女の子はなぜみんな同じ髪型なのか？
なぜ、同じ白いショール…？
着倒れ京都の名が泣かんかね。
勧業会館あたりに一番群れていましたが、そこがまさに目的地。
美術館へ入ると、着物姿が突然消えて、展示品のアンティーク着物に早化け（なわけはないですが）。
うって変わって、静かな世界へ。
京蒔絵が観れる、とだけ思っていたら、昨秋東京で見逃していた三井の象彦展でした。
なので、明治～昭和初期の近代の京蒔絵がメインでしたが…、すごい。
何がすごいって、当時の三井の財力か。
というか、パトロネージは大切よね…、としみじみ。
最近あちこちで結構みられるようになった、明治の超絶技巧展とはまた一味違う面白さ。
↑ここのミュージアムショップは値段も手ごろでおもしろいものもありますが、結局何も買わず。
一番心惹かれたアイテムは、和ろうそく用の蝋燭立と火消し蓋と穂切りでしたが…、いったいいつ使うねん！と正気になり、やめました。
象彦の実店舗もすぐ隣にあり、有料コーナーもあって、どうせだから、と観ましたが。
…まあ、プロの美術館のほうがおもしろかったです。
私が京の料亭の女将なら、何か買ってもよい気分でしたが。
このあたりでだいたい3時を過ぎて、そうだ、感じのいい寺町二条をそぞろ歩こう～、と思い、疎水に沿っててくてく。
…ここでの最終目標は…、御幸町にあるKAPITAL。
て、結構遠いがな。
でも、歩きますよ。
御幸町は御池のほうにはギャルソンもあるし、結構おもしろい店があるのです。
↑が、うっかり二条通を木屋町で南に向かってしまったので、お茶飲みに狙っていた（※京阪で座って以来、ずっと歩きっぱなし）一保堂には寄れなかった…。
そのかわり、高瀬川をみて京都旅情を楽しみました。
それにしても、まだ時間が早かったので、このへんのおいしそうな料理屋に入れなかったのは残念。
御幸町あたりでやたら野菜をディスプレイしているのは…、流行りなのか？
↑ガラガラのギャルソンセールをのぞいた後に、行ってきましたKAPITAL京都店。2店目の実店舗。
うわさどおり、一昨シーズンのセール中でしたが、そこはスルー。
ジーンズを買いたくて、あれこれ試着しましたが、結局買わず。
ちょっとテンションの低い店員さんで、どうもその気にもなれず。
というか、やはり同じメーカーのジーンズは5本（6？）は限界なのか。
ここで1時間費やしてしまい、うっかり電車を一本遅らせる羽目に。
買物目当てではなかったような気もするが…、なんだかねぇ。
途中福井で濃霧が発生していたようですが、なんとか無事に帰宅。
かえってきてしみじみ、現実の寒さが身に沁みますね。
…て、またオチがない（==；）。
