pico_usagi’s blog

つれづれ鑑賞記を引っ越し作業中です!

夏。

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猛夏が過ぎると、それはそれで淋しい今日この頃。
家族旅行もなんとなく消化不良で、あれこれ画策。
少し気温が下がったのをいいことに、大阪へ行ってきました。

関西方面は私的に日帰りがベストで、京都にくらべたらあまり行く機会のない大阪。
この夏は、トーベ・ヤンソン展とヴォルフガング・ティルマンス展へ行きたくて、まずは久しぶりの天王寺へ。
JRのローカル線?なのに、なぜか空港ターミナルっぽい天王寺駅。懐かしいなぁ。

あべのハルカスにある美術館なので、観光っぽいかしら?と思うも、あんまり以前と変わらない…なあ。
トーベ・ヤンソン展は作家としてのヤンソンに焦点があたってると楽しみにしてたけど、結局はムーミン展だった´д` ;。
なんというか、画家としてのトーベは退屈。
ムーミン原画の線の美しさとか、想像力に満足できなかった点にら、トーベの保守性というか、凡庸さが感じられて残念。
カリカチュア作家上等、でいいのに´д` ;

あべのハルカスはそこそこに去り、肥後橋から国際美術館へ。

ドイツ写真は好きでも、ティルマンスほどちらかというと、ちょぴり内臓を突かれるような気持ち悪さがある作家です。
そして近年、グルスキーもそうだけど、生きている写真家はただの回顧展をやってくれません。
なんというか、いまの自分の表現(関心事)でやってきます。
そして、合成云々いわれてきるグルスキー同様、ティルマンスも「写真家」=撮るだけ、というにはデジタル技術が進む今日の写真家の挑戦的な態度を前面に押し出していようで、写真表現てなんだろう、としみじみ思いました´д` ;。

国立国際美術館はキタの外れにあるので、帰りは梅田まで歩く。
のも久しぶりで、なんだかずいぶん大阪にきていなかったんだなぁ、とまたしみじみ´д` ;。

大阪のお買い物はビルめぐりになるので、田舎住まいの私にはあまり楽しくないのですが、小物めぐりで靴下を買いました´д` ;。

履き口のゴムが苦手になりつつある昨今、ブルーフォレットのミディ丈の黒靴下が便利。見つけ次第即買う、を実施。
同じフランスの靴下メーカー、ボンメゾンは、可愛い柄が前々から気になっていたのですが、このたび初買い。

どうにも暑くって、あまり先物買いに精が出ない大阪行はこのようにしめくくり。
在来線廃止のため、乗換もなんだかめんどくさいなぁ、と心の距離が増した感じで終わり。