引っ越して初めての記事です。
さて。
ここ2年ほど夏休みをとっていなくとも指導の入らない、ブラック職の私ですが、ついにいろいろ嫌になってしまい、家族がいわゆる[働き方改革」余波で計画的有休&旅行計画を立てたのに割り込み、17年ぶりにヨーロッパ旅行へ行ってきました。
割り込んだので選択の余地なし、ツアー&超弾丸の旅、かつ、実質3日内3か国5都市を廻るというとんでもない企画でしたが、一人旅行ではなかなか生きにくそうなチェコが入っていたので、ベルリンもウィーンも、大きな観光スポットは既に行ったことのあるツアーでしたが、なかなかに充実した旅でした。
個人旅行ではつい美術館ばかりはいって所要時間がつぶれ、案外街をみない旅が続いたものですが、こうなるとかなり効率よく「観光した」「街歩きした」旅でした。
プラハも実質2時間ほどの滞在なのですが、観光エリアはとにかく建築が素晴らしく、これほど石畳を歩いたのも一生ないかも。
噂ではこの日、20キロ歩いたそうです。
今回の唯一の達成目標は「ミュシャのステンドグラスをみる」だったのですが、学生時代はカフカにはまった時期もあり、あの頃はチェコのひとはみんなドイツ語文化圏にあるんだ~、などとのんきに思っていたものですが、それはさておき。
あの『城』のモデルがプラハ城だと思ってドキドキしていたのですが、当日は晴れていたせいか、ひたすら、美しい城にしかみえず、カフカが感じたあの「不条理さ」の正体は何だったんだろう、という新たな疑念に悩むこの頃。
それにしても、カフカの生家は観光地のど真ん中。プラハ城の近くにあって、ますます謎は深まります。