pico_usagi’s blog

つれづれ鑑賞記を引っ越し作業中です!

文学なぞ

『未成年』その後

結局下巻買いました。 このころには「青臭」にもやや慣れ、登場人物の関係図も頭に入りましたが…。 う~む。 いちばんよくわからないのはヴェルシーロフとカテリーナの関係。 運命の度合いがよくわからん。ただの美貌か、率直さ(←私にはやはりやり手にみえ…

ドストエフスキー『未成年』

大学1年生の頃、一部の男子学生の間に『カラマーゾフの兄弟』が浸透していたのに、田舎者の私はずいぶん驚いたものです。インターネットがなかった当時、どうやってみんなその道に入るの~? というのはさておき、私も大学3年生の終わり頃に『白痴』『カラマ…

スタインベック「エデンの東」

久しぶりに読み返しました。二度読みなのでかなりはしょっているが、いい話だ~ もちろん、やな人もいるし、ときどき挿まれるスタインベックの自伝的な話も余計な感じがするけれど、出てくる人物たちがいい。とくにリーがいい。 最後の、キャルのためにアダ…

お知らせ

昔に立ち上げたHP。 最近は全く更新していないし、全然凝ってませんが、若気のいたりで書いた感想文も多く残っているので、興味のある人はぜひ読んでみてくださいまし。m(_ _)m http://www.geocities.jp/picomoom2001/

ボルヘスのための音楽探し

どっぷり文学の世界につかりたいな~と思いつつ、こうしてネットなんかしてると時間がなくなる… し、映画とか本とか、読むまでがしんどい。集中するのにエンジンがかかりにくいというか…、年か? というわけで、ボルヘスもちびっとずつしか読んでません。 ボ…

「女の敵はオンナ」の敵?

漫画家の内田春菊。自分がもう少し若かった時は「いかがわしい」?と思っていたけれど、あらためて『目を閉じて抱いて』などを読むと名作。全活動は追っておらず、また、漫画家以外の活動には注目していませんが、最近はストーリーのあるものよりエッセー漫…

ボルヘス

最近久しぶりにボルヘスを読んでいると、昨日のブログに書いたつもりだったのに、なぜか消えた。 (ただのアップ忘れだと思うけど…) とてもボルヘスらしいので、もう一度書く気にもなれません…。

サリンジャーについての雑感① 『ゾーイー』

深い理由はないが、新潮文庫が好き。栞付きがいいのか…? ときどき表紙が変わるけれど、最近はなんだかいやらしくなっていますね…。 村上春樹の『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』の最後のあたりで、主人公と図書館司書の女のコ?の間で次のよ…

レイモンド・カーヴァー「ブラックバード・パイ」

翻訳で文学批評というのもセカンドハンドっぽいですが、背に腹はかえられぬ(開き直り?) 本日現在、村上春樹は嫌いなのだけど(シンパシーが感じられずむかむかする感じ)、村上春樹を通してアメリカ文学に触れることが多いです。 その一人がカーヴァーで、…