pico_usagi’s blog

つれづれ鑑賞記を引っ越し作業中です!

若気の至り…

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このところごひいきのエドガー・ジョーンズ。
ここ数年、毎年CDをだしてくれて楽しんでいたのに、どうやらバンドが解散してしまったらしい。
(↑それほどメジャーじゃないのか、あまり情報がない…)

行きたくていけなかった2008年のジャパン・ライブ、もう二度と来ないのかしら…。

あまりにも情報が得られなくて、アマゾンのHPのレビューなどを読んでいたら、いつの間にか傾向分析されたらしく、エドガー氏が15年ほど前にやっていたバンド THE STAIRS のCDがおすすめされていました。

まったく実態のわからないバンドですが、最近再販された模様。
ものは試しで、買ってみることに。

だいたい、バンド→ソロになった人がバンド時代も同じとは限らないのはわかっていたけれど、ヴォーカルが好きだからなぁ、と期待したのですが…

なんと、声質が違いすぎる。びっくり。

音楽性は共通性があるような気がするけど、いかんせん、声が…若~。
若い人がムリにまくしたてるようなヴォーカルで、私には向かないわ~。
あのふっとい声も、熟練の技なのかしら。

いまのエドガー氏も音楽を遊んでいるな~という感じで、むしろそれが好きなんだけど、そうしたものにもやはり成熟が必要なのかなぁ、とあらためて感じさせられた一枚。
騙されたとはいいませんが、音楽業界的なセールスとして「とんがったバンド」と書かれていたのがあったけど、う~ん、若気の至りをなんでも「とんがった」感性としてプラス評価するのはどうよ(‐.‐)。

縮緬キャベツの人を喰ったような感じのジャケットにも興味をそそられたのですが(←冷静にみたらただのキャベツか…?)、人を喰うにも熟練が必要だに。

若い頃の音楽がいつも浅いかというと、必ずしもそうではなくて、サザンなんかは今よりも初期の方が好きだったりします。
(THE STAIRS はちょっとサザンに似ている。ビートルズの「ラブリー・リタ」っぽい曲もあり)

1990年代といえば、最近のアルバムだけどベン・リーの「RIPE」なんかはその時代の空気かな~と思うのですが、リアルタイム1990年代のTHE STAIRSの時代感はあまりピンときません。
1990年代の音楽が必ずしも嫌いなわけではなくて、今聴けばちょっとプリィミティヴなジェフ・バックリィの「グレース」も私的には1990年代的メロディーだけど、今も好きだし。
THE STAIRSが当時の音楽史から消えていったのも、なるほど、訳があるのだろう…

↑なんか否定的なことばっかり書いてますけど。
早く大人のジョーンズ(現在推定30代後半~40代前半)に復帰してほしいなぁ。