pico_usagi’s blog

つれづれ鑑賞記を引っ越し作業中です!

ウィスキー入門

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飲酒歴が長く、お酒は好きな方です。
が、もう大人だし(←?)、酔っぱらうために飲むお酒というのも個人的には好きではありません。

アルコール遍歴をたどると、
タカラ缶チューハイサントリーカクテルバーシリーズ→ビール(昔はアイスビールというのがあった。ドライもアサヒだけではなかったよ)→リアルサングリア→日本酒(このころようやく飲酒年齢に…。ちなみに学生時代は伏見に住んでいたが、この地方の甘口は好きではなかった)→ジントニック→ワイン(ドイツの方が好き)→焼酎
という感じですが、今はビール定番かなぁ(高いけど、量を飲まないのでギネスが好き)。甘い酒より辛口が好み。北国の人間だからですかね…。
変わり種ではギリシアでウゾを飲んだことがあります(←これは最近近所の酒屋に売っていて、おおーっと思いました)。

しかしどーしても苦手…、だったものがウィスキー。
ウィスキーは入門編で水割というのがありますね~。「ヘンな味のする水」で過去に失敗(急性アルコール中毒で人生初めて救急車に乗った)したこともあり、おいしいと思ったこともなかったのですが、文学的にウィスキーはよく語られますよね。

最近、「ウィスキーを形容するのにはどういう言葉があるんだろう」ということが気になり、ネットで調べてみましたがあまり実感がわかない(←あたりまえ)。
とりあえず焦点をスコッチに。
「水割りは邪道」という人が多数で、なるほど~、と思いましたが、ロックも「邪道」とは意外。
でもたしかに、近年は本当に酒を味わうならストレートの方がいいように思うようにもなっていて、なるほど~、とまた感心。これは飲むしかありません。

ウィスキーをうまく登場させる文学がすぐに思いつかず、とりあえず村上春樹の『もし僕のことばがウィスキーであったのなら』を参考にしてみました。
小説家としての村上氏は最近好きではないといいながら、なんだかんだあてにしている自分(^^;)。

『もし~』はアイラ島に関するエッセイ。
これを読んだ後に、ブレンドではなくてシングルモルトを買おう~、と決め、酒屋へ(早)。
田舎だから、あんまりいろいろ置いてなさそうだけど…。
ボウモアがよさそうに思ったのですが、750mlボトルはもし「ダメ」だった場合が嫌だな~、ということで、ちっこく値段もお手ごろだったタリスカー10年を買ってみました。
あとで気づいたことですが、こちらはアイラ島ではなくスカイ島。
「海の塩気」を味わいたかったのに…。

本当にピート臭はするの?花の香りは?といろいろ考えてみてまずは一口。
最初に「うわっ」となり(水割でいやだった味に似ている)…、しかしそのあと、不思議と先のあれこれを考えず味わうことができました。…いや、おいしかったです。飲むだけで幸せになれる感じ。
(↑あとでネットで調べて出てきた「最初の舌の上の爆発」なんですかね)

いまさらですが、ウィスキーはウィスキーだけで飲めるお酒なのだな~としみじみ。
今日はものすごい鼻炎(花粉症?)だったのが鼻水も止まりました(←関係ない?)。
スコッチ好きが長生きというのも本当か…?
しばらく飲んでみて、アイラ産にも挑戦してみたいと思う今日この頃(というか、すべて一日のお話)。