pico_usagi’s blog

つれづれ鑑賞記を引っ越し作業中です!

横とり。

仕事でまたまた日本列島縦断´д` ;
真昼間だったので、ひたすら車窓の旅。
長野あたりでリンゴ林を観察、群馬では霧が出始め、山が深いなぁ、と実感。埼玉に知らない町が多いことを知り、案外山林が多くてびっくり。
都内に入るころには夕刻となり、首都高が渋滞していたので、窓から丸見えのオフィスばかりで、これまた驚き´д` ;
会議してたり、ふつうにデスクワークしてたり、人間百様。意外と無防備ですな´д` ;

随分前に伊勢から大阪に入ったときほど、違う星に着いた感じはしませんでしたが、しみじみ、日本は広い。

さて。
話かわって、横浜トリエンナーレを観てきました。
猛暑のせいで前回は観なかったのですが、今年は秋まで長くやっています。

テキトーな会場で始まった1回めから、存続が危ぶまれたり、ディレクターが様々変わったり、の横トリですが、それなりに安定してきた感じですかに。

今年は森村泰昌氏がディレクター。
かつて川俣正がやったことがあるので、アーティストがディレクター、というのも初めてではないですが。

現役キュレーターの回は、先鋭というか、コンセプチュアルなアーティストも出てた感じですが、今回はどちらかというとレトロスペクティブな感じ。
森村氏がそうなのか、はわかりませんが、なんというか、カラーがでますね。

興味深く思ったのは、森村氏は関西のアーティストなので、関西の具体リスペクト、というか、中央集権的な美術史では出てこない読みが出てくるし、これを横浜でやるとどう読まれるんだろう…、と。
東京本拠でも関西本拠でも、同時代人でもない私には、実に興味深い。

そして、森村氏的美術史にあまり関係ないコンテンポラリーな外国人アーティストは、案外少ないです。

今回面白いなぁ、と思ったのは、すでに実績のある人ですが、笠原恵実子さん。
口の外と内、お金の浄化(聖化?)とか。
はしょろうか、と思った新港ピアですが、行ってよかった。

バンクアートは観に行ったはずのアーティストがおらず、この寄り道のせいで帰りの電車に乗り遅れたのですが´д` ;
いつもながら、下調べ不足。
ちなみに、こちらはベテラン揃いでカタイです。

パフォーミングの練習中の中村恩恵さんがいて、おなじフロアから見学させていただきました。
どうせなら、もう少しゆっくりしたかったなぁ´д` ;

そんなこんなで、駆け足で帰途につきました。