もう先月号ですが、『芸術新潮』がボスを特集。
卒論がコレ↑だったので、買いました。懐かし~。
学生時代は本物を観ることができませんでしたが、就職してから頑張ってウィーンに行き、2番目?に有名な大作《最後の審判》を観たものです。
その後、ベルリンやロンドンで小品を見、20作品中3作品まで制覇。
2016年が没後500年とのことで、ボスの生誕地ス・ヘルトーヘンボスで何か記念事業があるとか。
このオランダの小都市へ行くのも困難そうですが…、何かやってくれるなら行こうかなぁ。
なんせ、プラドにはそういけないし。
しかし芸新とはいえ、主要参考文献が私の学生時代とはそう変わっていないとわ…。どういうことだろう。
それはさておき。
久々に映画ファン感デーと休みが重なったので、映画館へ行ってきました。
ほんとうは『クィーン・オブ・ベルサイユ』をみたいところですが、近くではやってません。
夏休み明けで子どもフェアばっかりの昨今、なにやってるんだろ~、と思ってみたら、『マレフィセント』と『ルーシー』がひっかかる。
『マレ~』はなかなかいいという話も聞くし、どうしよう…、と思ったところ、上映は吹き替え版のみ。
3Dなのか?と思うも、あんまりはっきり書いてありません。
全然前知識ありませんでしたが、リュック・ベッソンも久しぶりだし、スカヨハか~、ということで、『ルーシー』をみることに。
あとでR12指定だということを知り、いやな予感がしましたが、結構血が出てきます。
そ、想定外。
知り合ったばかりの男になかば騙されて、アジア系マフィア(台湾が舞台だった気がするが、なぜか韓国語…?と思ったら、韓国系マフィアということらしい)に無理やり薬物の運び屋にされてしまい、おなかの中に埋められた薬物が破損、その影響で脳が活性化され、普通は10パーセントしか活用されない脳が覚醒、100%全開してしまう、というお話。
とにかく、前半慣れるまでが結構血みどろ。
スカヨハも急にサイバーになっていくので、想定外に怖い映画に。知ってたら絶対にみない、なぁ。
なんだかなぁ。モーガン・フリーマンでさえカメオ出演にしかみえない、ただただ、スカヨハが一人で自己完結しているアクション映画でした。
リュック・ベッソンといえば、レオス・カラックスとかジャン・ジャック・ベネックスとあわせて80年代フランス映画の「アンファン・テリブル」だったはずですが、いつまでも青臭いカラックスなんかとは違い、思えば初期の『サブウェイ』みたいに、スピード感あふれるフィーチャリスティックなアクション・フィルムが本来の持ち味だったのかねぇ。
ツッコミどころ満載の映画ですが、エンターテイメントととしては、黒髪のスカヨハはガガ様みたいだな、とか、アンジェリーナ・ジョリーなきあと(←殺してはいません)、アクションができるハリウッドスターはスカヨハだけだなぁ、とか、妙に思うところの多い映画でした。
どうでもいいことですが、韓国語では「鞄」は「かばん」なのですね。