pico_usagi’s blog

つれづれ鑑賞記を引っ越し作業中です!

REVORUTION №9

 
すでにどこかで書いているかもしれませんが(^^;)。
 
最近あんまり好きでなくなった(先鋭さを感じられない)『美○手帖』に、これまたもともとあまり好きでない椹木野依の評論が載っていて、昼休みに読んでみました。
 
なぜ今なのかは知りませんが、チャールズ・モリソンとビートルズの話。
 
↑それとは別に、ビートルズホワイトアルバムに入っている『REVORUTION №9』が、前衛アーティスト・オノヨーコの強い影響下にあった異色の作品であることはどこかですでに読んだことがあったはずですが、ここでも再録されていて、なぜか急に、№9のことを思い出したりしました。
 
私の両親などはビートルズ世代より早かったのか、あまり親から受け継いだものはありません。
ただ、それなりに若い世代だったらしく、とくに小学校のときの先生が音楽演奏会の曲目に選んだりしたので、家で練習しているときにわかったらしく、それなりに?親子共通の話題になったものです。
 
ちなみに、演奏したのは『オブラディ・オブラダ』。
日本語の歌詞「太郎は花子にあげ~た♪ぴーかぴかする指輪~♪」など、珍妙な?歌を教えてもらったものです。
 
この『オブラディ・オブラダ』が入っていたのが、ホワイトアルバム
中学生のときは500円、高校生のときは3000円と厳しく決まっていたお小遣いでは、せいぜい海賊盤くさいビートルズのアルバムを買えた程度でしたが、どういうわけか新しいほうのアルバムはこの海賊?にはなくて、レンタルで借りてきました。
 
が、ホワイトアルバム、いまとなっては情報過多でわかりすぎる事実ですが、当時はインターネットなどなく、口伝の世界。とても異色尽くめでおどろいたものです。
とくに№9は変わっていて、当時も「なんて変な曲なんだ…?」と謎めいた印象を受けたもの。
すでに30年ほど前の曲でしたが。同じアルバムに入っている『レボリューション』がずいぶん明るい調子で、その対比に何のメッセージがあるんだろう?、と、思春期の私は悩んだものでした。
 
当時は『サージェント・ペッパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』にある『ザ・デイ・イン・ザ・ライフ』の最後と同じくらい謎めいたモノに感じられたものですが、フツーに田舎暮らしをしていた高校生は当時ビートルズをきく人もなくて、いまだ、誰とも語りあったことのない青春の?思い出。
 
大人になって、オノ・ヨーコのことも「ジョン・レノンと結婚した日本人」ではなくて、ヨーコのほうが先鋭的な芸術家だったことが実感としてわかるようになり(当時は「YES」の伝説しか知らなかった)、ちょっとはわかるようになった気もするのだけれど。