pico_usagi’s blog

つれづれ鑑賞記を引っ越し作業中です!

最近のはまりもの―「ルパン三世」

地方育ちなので、テレビ体験にはタイムラグのある私。
おそらく本放送ではなくて、再放送でみていたと思われるのが「ルパン三世」。

最近、Yahoo動画で無料放映をやっていたので、ついつい見てみました。
懐かしいというか、結構いまみても面白い。はまります。
たった30分の放映ですが、なかなかよくできていますね~。

ところで以前にもCATVでファーストシリーズの再放送をもいたことがあるのですが、そこで驚いたのは絵の汚さよりも、五右衛門が「不二子ちゃん」といって不二子に骨抜き状態で、しかもルパンと敵対していた回の放映。
一般に知られている「ルパン=次元=不二子=五右衛門=仲間」という関係は、実は次のセカンドシリーズから定着したそうです。

民放でみていた当時はわかりませんでしたが、いま思えば、自分の「ルパン」のイメージはセカンドシリーズのようです。ルパンのテーマもそうだし、不二子と五右衛門の作画もこのシリーズが一番好き。
宮崎駿がこのシーズンをずっと担当していたと思っていたのですが(※一応いっとくけど、宮崎アニメはむしろ苦手。とくにヒロイン像が)、実際には2作だけらしいですね。

サードシリーズもみていると思い出しましたが…、五右衛門がヘンな顔になったという記憶はやはり正しかった(^^;)。

ところでファーストシリーズは1971年の作だそうで、私には「妖怪人間ベルベラベロ」的にみえます。
もともと大人向きにつくられた(だから不評だったとか)といわれますが、そうでなくても、昔のアニメっていまの目でみるとふつうに、どこか暗いですね。

舞台はほとんど日本(私のイメージではルパンはワールドワイドの泥棒で、モンキー・パンチも外国人だと思っていたこともあります。なぜ不二子とかが日本人なんだろう…と素朴に思っていた子ども)で、なんというか、高度成長期の東京の風景が見えるようで面白いんですが。
ルパンもとくに離れ業をしないし、銭形のとっつぁんとそれほど慣れあってもいません。
次元も、クールなガンマン、という決めスタイルでもなし。
それはそれで、面白いと思います(本来毒のあるマンガの、TVアニメによる原作骨抜き現象は個人的に嫌い)。

ちなみに、マンガの1巻をちょっとだけみたことがありますが…、それはもっとびっくりしてしまいます。

最近は自分も大人になったし(←?)、テレビシリーズの作画がエヴァ○ゲリオン世代のクリエーターのムードを感じるので(自分には世代的に合わないらしい)ほとんど見なくなった「ルパン」。
しかし過去のアニメがネットで観られるのは便利ですね~。