pico_usagi’s blog

つれづれ鑑賞記を引っ越し作業中です!

京都美術館散歩

京都へ行ったついでに、美術館など行ってきました。

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 日本画家の竹内栖鳳は、東京の横山大観に比べると知名度が低いかもしれませんが、明治の日本画家ならではの、高い技術としっかり積まれた修行の上にある安心感、熱心な画題創案ぶりがわかる楽しみがあり、まさに西の雄。
 京都市美術館はさすがに歴史があるだけに、近代日本画のコレクションをもっています。
 不況下、やはりコレクションがいい美術館はつよい。そう思う展覧会でした。
 栖鳳の制作の秘密が、下図や写生帖も含め、丁寧におわれています。これで200円は安い!
 栖鳳にはさらに次世代を担った弟子も多く、最後には彼らの作品も展示されています。
 個人的には、徳岡神泉の昭和初期らしいきりりとした作品がいいな~と思いました。写真ではわからなかった丁寧なつくりこみに緊張感が漂っています。

◆峭勅爾了衒?廖糞?垤駑博物館)
 京博は基本的に数年前に春・秋にしか大規模展覧会をやらないというイメージがありましたが、展覧会オフシーズンにかかわらず、みごたえのある内容でした。
 数年前にみた京都御所の絵画展は、宮廷美術というよりは19世紀末の京都画壇の展覧会で、同じイメージがあったのですが、ちゃんと宮廷美術展に構成されており、予想外。
 むかし、先輩が「真の芸術は奴隷制の上に成立する」なんて云ってたけど…、やはり絶対的な権威の通用する時代でないと、あんなに真剣な工芸品はつくられないのかしら…、なんて思ったりもしました。
 ,砲なじく、昔の日本人は…すごい。

ほかに、椿昇展もみました。