いまの仕事について10年になります。美術をとりまく状況や自分のやってることも変わったな～としみじみ（一人前になれないのはかわってませんが）。
河口龍夫というアーティストがいまして、「関係」をテーマにしたインスタレーションを多く手がけていますが、最近こういう仕事をするいい作家もめだたなくなってしまったな…。
昨年神戸と名古屋で大きな個展をやって、今後もまた美術館での個展が続くということはかなりの人気作家ということか？
おもえば、ずっと気になってた作家なのに去年はさぼっていたな…。
同じ県内（といっても遠い）で展覧会をやってたので行ってきました。
書こうとすればほんとうによく書ける作家なので、展覧会については書きまへん。
でも10年というのはなんか因縁的だにゃ…
10年前の雨を石膏どりして、いまみせる、という作品もあったので。
ちょうど10年前、はじめてこの作家の作品をみました。
その時は生命の要素（種とか）を使ってものすごくキョーレツに死を感じさせる作家だと思ったのだが…。
今回はポジティブな「生」を感じました。作家も円熟期なのかな？自分がかわったのか？
こういうふうに考える作品が少なくなり、さびしいですよ…。
