pico_usagi’s blog

つれづれ鑑賞記を引っ越し作業中です!

沖縄の旅①

 
ちなみに、沖縄行の第2目的は「グスクめぐり」。
 
昨夏に沖縄へ行ったという知人が、「沖縄は首里城だけじゃなくって、ドライブしていたら普通に突然城があったりして、感動した~」というので、ほほう、とその気になった私。
 
那覇でレンタカーを借りて、行けそうな中南部の3つの城へ行くことに。
 
グズク特集のガイドを先に買って、やる気まんまんでしたが、すでに脳が飽和状態になってしまい、どこがおススメかネットで調べていると、1,2位を争っていたのが中城(なかぐすく)と今帰仁(なきじん)。
 
噂の海洋博公園に近い今帰仁に最も惹かれるも、那覇から日帰りで行けるかちと不安でもあり、中城コースのほうが3つも行けそうだったので、結局はこちらを選択。
 
イメージ 1
 
で、これが中城↑。桜が満開です。沖縄の桜(カンヒ桜)は花ごとボトッと落ちるそうで、地元に人いわく、「桜吹雪」があまりよくわからないそうです。
ちなみに、沖縄の人は観光客に「どこから来たの」「どこ行くの」と気軽にききますが、「グスクへ行く」というと、たいてい「なんで?(*.*)」という顔をされ、「石しかないよ~」といわれます。
 
中城は最大規模ですが、確かに、3つ回ったら「石しかない」という気もちもよくわかりました。
 
ついでに、ネットで調べたときに、どうでもいいページにヒットして判明したのがこれ↓の存在。
 
イメージ 2
 
沖縄は海洋博開催のころ、レジャー乱開発が盛んだったようで、当時重文指定をとりけすと脅されてすら、開発をやめずに中城のそばに建設されたホテルの残骸なのだとか。
ほんとに、遺跡のすぐ後ろに建っています。
結局、オープン前に開発者が倒産、未完成のまま放置されること30年余り。
土地関係のもめごとがあるらしく、建物の前にはなまなましい抗議看板がありました。
 
廃墟マニアは奥まで入っていくらしいですが、私はそこまではしませんでした。
しかし、廃墟といえば軍艦島が「近未来的」とのことで有名ですが、なかなかどうして、この建物の残骸もなかなかに近未来的。
いったいどうして、こんなに複雑なつくりになったのかね…。
 
しかしまあ、沖縄はやはり台風の猛威が本州中部の比ではないからか、現役の大きな建物は廃墟でなくても廃墟っぽくみえました(スミマセン)。
 
石造りが伝統なら、現代はコンクリートの直方体的な建物が多く、黒い瓦屋根やトタンの家が多い北陸(※年間降雨量が多いからそれなりに汚い)とはまるで違う風景。
そんなところが、同じくハリケーンの多いハバナに似ている。