pico_usagi’s blog

つれづれ鑑賞記を引っ越し作業中です!

okinawa。

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雪にうんざりした1月の半ば。
なんとかむしり取った2月の3連休、暖かいところにいってやる!という復讐心(←?)に燃え、沖縄に行くことに。
ちょうどその頃の『芸○新潮』が沖縄号で、なにかと影響されやすい私。
いいな~、工芸をみたいな~と。

何とか風邪をひくこともなく出発の日。
しかし、北陸は5℃あっても暖かいと感じるこの頃、気温差20度ってどうなの~?と思いながら上陸してみると…。

沖縄は、寒かった。

天気もどちらかというと曇りがちで、まるで北陸の冬のような曇天。
あちこちのお店のひとに「沖縄さー、寒いでしょ?」といわれました(TT)。
気温は15度くらいでも、風がものすごくつよくて…。
出発は零下の朝だったので、軽めのコートを着て行きましたが…、ダウンにすればよかった。

沖縄へ行くのは初めてだったのですが、そのためあまり距離感が働かず、2泊3日では那覇中南部くらいの行動にとどまりました。
過ぎ去ったあととなっては、もう少し行けたのではないか、などと悔やまれるもの。
気候が衝撃的?だったせいかあまり思考が働かず、また同行者もいたので気まま行動もできず。
何しにきたかったのかやや忘れ気味になりましたが、めずらしく自分用のお土産を買ってみました。

焼き物よりガラスのほうが興味があったのですが、琉球ガラスは結構高め(といっても、2000円~くらいが標準)。
味とはいえ、歪んでるのにそんなにとるとわ、というのが正直な感想。
食器は割れたらおしまいなので、いくらかけるかは難しいところ。
そこまで惚れるかどうかでしょうね。

ちょうど、共同工房の若手モノを扱っていたお店にこのグラス↑があり、1200円と値段もお手ごろ。
これくらいの大きさと重さがウイスキーやおうちカクテルにもちょうどいいや~、と買い。

同じ那覇の「やちむん通」にあったお店に、カフェオレボウルとして売られていた鉢?も買いました。
なぜか沖縄の焼き物は洋食にあうような気がして、これまで陶器の名産地へ行っても実際に買うことはあまりなかったのですが、おうち飲みにはまっている今日この頃、食器にまで手を出してしまいました。

ちなみに、何軒もある陶器屋は基本的には沖縄の伝統的な模様を踏襲しているものが多くって、嫌いではないのですが、「この一点」をみつけ出すのが結構困難。
使わないもの買ってもしょうがないモノね…。

なお、もう1点の小鉢のほうは、少し北の読谷村の「やちむんの里」で買ったもの。
こちらは読谷土産に絶対何か買いたい!という気持ちとお値段の間で手をうったため、ある種中途半端な買い物に。
ほんとはパスタやカレー用に大皿が欲しかったけど…、焼き物もあまり安くなくて、1000円台でお手打ち。

↑わりと離れたところで買ったはずなのに、改めて開梱してみると、同じ模様。あり?
伝統的な模様としては、ほかに赤絵や魚の絵なんかもあったので、もっとバリエーションをつければよかったな…。

ついでに、あとから古美術屋ものぞいてみましたが、こっちのほうがバリエーションが多くて(※現代ものは、さっきも書いたけれど、どの店もそうかわらない品ぞろえにみえる)楽しかった。
とくに、自分は焼き物よりも琉球漆器をみたかったんだった!ということをここで思い出しましたよ。

琉球漆器こそ現代の名品は少なく、だからちょっとボケた感じのアンティークは面白かったです。
絶対使わないけど…、ハレの日用に堆錦の汁物椀(※そんなに高級なつくりではないので、あくまでも自分的に)や箔絵と蒔絵で琉球らしい風俗画をぬる~くかいた杯など、買えればよかったなあ。
↑もう3点買ったあとだったので、値段もきかず諦めました(T\T).

旅日記は書くかわかりませんが、なんというか、はじめていった沖縄の印象はキューバに似ています。


追記:
読谷村の陶芸村は、米軍から返還された用地の再開発計画として、街中すぎて窯を構えることができなくなった那覇・壺屋の陶工たちが引っ越した先だそうです(^^;)。
なるほど、似てるわけですな…。