pico_usagi’s blog

つれづれ鑑賞記を引っ越し作業中です!

Y2KとMARNIコラボ

 

明けましておめでとうございます。

 

近年Z世代とか、Y2Kファッションとか。

リアル2000年の過去若者だった私から言えば、当時も1960年代70年代リヴァイバルだったと思うので、20世紀後半以降の人間は何も生み出さなかったのかいな、とつっこみたくなる。

 

昨年はユニクロとMARNIコラボがあり、プラスJとは違って、賛否両論が激しかった気がします。

 

すでに1990年代にはビックメゾンだったジル・サンダー(そして、デザイナー自身が経営を離れるブランドという、新時代の始まりを感じたトピック)に対し、デビューの瞬間から目撃してきたMARNIは、デザイナー自身も毛皮ファクトリー社長夫人という、経済的には心配要素なく好き放題できた(と想像)立ち位置からの振り切ったデザイン(先鋭的かは別として)、という、ある種好対照な2大メゾン。

 

ストイックさが在来のユニクロ路線と親和性が高いジルに対し、ラグジュアリーの具現のマルニはよくもまあ、ユニクロと組んだものだ、と思った(以前HMとのコラボもあったけど、ファッションの先鋭性の高さではこちらの組み合わせの方がわかる)ところ、やはり破綻関係だったのか、年末年始に驚くべきセールをかけてきましたね…。

 

個人的に「好きか」より「マルニらしさ」の記念購買意欲に負けて、でも思うように買えなかった春夏(このシーズンはメンズの方が良かった)のリベンジで、秋冬はセールシーズンのかぶりにも負けず楽しみにしてたのに…。

 

今回は仕事が超忙しいシーズンかぶりだったので、かつ、地元店舗は「一部限定」全滅だったので、店舗行かずにネットでポチりました。

 ・カシミアボーダーセーターのブルー系

          色味的、素材感的に実物を見たら買わなかった。

   セール価格8000円くらいが真価だなぁ。

   自分でもそう思ったけど、「ドロンパ」カラー。

   買わなかったけど、オレンジ系は「ジャイアン」カラーだと思う昭和世代。

 ・ボーダーカーディガンのオレンジ系

   納得値段だったのに、セールで2000円でも売残(涙)

   マルニらしいカラーロングだなー、と思いつつ、まだ1回しかきていない(涙)。

   後日、サンプルが店舗にも出ていたので、サイズを確かめてから買いたかった。

   安くなっているから、青も買おうか検討中。

 ・スカーフ ウエーブ模様のブラウン・緑系

   一番、納得の品かも。色彩感がマルニらしいし、記念購入にもおすすめ。

   他の色も買うか悩んだけど、後日店舗で見たら、プリントがそれなりに安っぽい。

 ・靴下 ボーダー青系、オレンジ系、チェックのピンク系

   年中靴下で体温調整している靴下フリークとしては、ヒートテックの短丈(ふくらはぎ丈は極寒地域の冬にはやや厳しい)は微妙でしたが、意外と良い。

   ただし、組み合わせの無地バージョンの色は微妙に使いにくい。

 ・バギージーンズのマスタード

   店舗でサンプルを着用したら、冬場よくきる黒いセーターとの組み合わせが良かった。

   ただし、激寒・雨雪の多い地方なので生地が薄すぎ等、1月現在着用していない。

   つくづく、販売開始期間が遅いのが恨みどころ。

 

とまあ、こんな感想。

小物が可愛い!カラーのヒートテックがかわいい!と言われても、乾燥肌につきヒートテック自体NG、冬小物の素材も肌が耐えれるか問題があり、見送らざるを得ませんでした。

 

そこでまあ、久しぶりに本家MARNIを見直す中年世代も多かろう…、というところに私もはまるわけで。

 

マルニは可愛いけど、文字通り桁違いに高いのですが、どうしても欲しかったのが2000年頃のコレクションで、缶バッジ・ビジューがいっぱいついたレザーの斜め掛けバック。

某yーチューバのおじさんが持ってましたが、缶バッジブームを巻き起こしてたっけ…?

なけなしで買えた破片的?バッジが唯一、20代の私に買えたMARNIで、この冬久々に出してみました。

エンブレムっぽい形状が着る服を選ぶので、実際にはあまり使っていませんが、1万ほどしたなあ・・・。

コンスエロの面影はあるでしょうか…?

 

ついでに久しぶりに本家の、日本で買えるコレクションを見ていたら・・・、最近のマルニは、バックにも「MARNI」とデカデカと書いてあるだけで、かつてのようなプレイフルな精神を全く失っていて、本当にびっくりしました。

やはり、コンスエロあってこそのマルニなのか。

 

…ということで、今の若い世代にマルニコレクションが全然響かないのもわかったような気がしました。

「レトロ」であっても、クリエイティブ度合いがゼロでは…ね。

 

ワタシも老人ぽく、ファッションの夢の時代の90年代を、またもやレトロスペクテブにみる今日この頃。